集団面接で受かる人・落ちる人の境界線

就活

「集団面接だと、自分の発言が周りに聞かれて恥ずかしかったり、周りの発言が気になりませんか?」

また、つい周りと自分を比較して、「自分負けてる・・・」となったりしていませんか?

そもそも、なぜ企業側は集団面接を行うのでしょう?

時間の節約のため?それも理由としてあるかもしれません。

しかし、真の目的は他にあります。

結論、集団面接で受かる人と落ちる人の境界線は、「集団面接の真の目的を適切に理解し、その対策をできるかどうか」です。

集団面接を行う真の目的

企業側が集団面接を行う真の目的は、「落とす学生を見つけるため」です。

言い換えると、集団面接では、「優秀な学生を見つけたい」というより、「この学生は落とそう」という意識が企業側には強いということです。

なぜ、集団面接が「落とすための学生を見つけるための試験」と言えるのか?

この理由は至って単純です。就活の選考のステップとしては、ES⇨面接(1~3回)の流れになってます。ステップが進めば進むほど、学生は絞られ、最終的に残った学生が内定獲得となります。一般的に、集団面接は面接の1回目で実施されることが多いです。企業側は、大量の応募者の中から、個人面接で「じっくり見る学生」を選び抜くために、まず序盤の集団面接でふるいにかける必要があるのです。

つまり、集団面接でのポイントとしては、「誰よりも目立って一位通過を目指すこと」ではなく「集団面接で落ちないよう、悪目立ちをしないこと(大きなミスをしないこと)」が重要なのです。

このポイント(企業側が集団面接を行う真の目的)を適切に理解することが、まずはファーストステップです。

では、その対策はどのようにすれば良いのでしょうか・・?解説します。

集団面接での重要対策3つ

  1. 話は簡潔に
  2. 他の学生の話の最中に気を抜かない
  3. 差別化を図る

1. 話は簡潔に

面接官の質問には30秒で伝わる回答を心がけましょう。

集団面接はその名の通り、複数人での面接ですので、個人面接に比べて、一人あたりの持ち時間が少ないです。その中で、一人が2分・3分とダラダラ話すと、企業側は時間内で応募者全員のことを知りたいのに、「次行きたいのに、長いな・・・」と印象が最悪です。

と言っても、30秒で伝わる説明というのは、意外と難しいです。

「エレベータートーク」というのをご存知でしょうか?エレベーターに乗り合わせている数十秒の間に、相手の興味を惹くプレゼンをすることです。凄いビジネスマンは、このエレベータートークが完璧と言われます。

では、話を簡潔にするために必要なことですが、「言いたいことを一つに絞って、最初に結論をいうこと」です。限られた時間の中で最大限アピールするわけですから、話す内容はできる限り絞る必要があります。また、時間が無い時に起承転結で話していては間に合いませんので、結論を先ず初めに持ってきましょう。その方が、面接官としても理解しやすいです。

2. 他の学生の話の最中に気を抜かない

他の学生が話している時も、気を抜かず、その学生の話に集中しましょう。自分の話のことで頭がいっぱいで全然他の学生の話を聞いていなかったり、自分の話が終わってホッとして、姿勢を崩したりなど、面接官は、他の学生が話している時のあなたを見ています。また、時には、「(あなたは)〇〇さんの話を聞いてどう思いますか?」と質問が投げかけられることもあります。その時に「聞いていませんでした・・・」など言語道断ですよね。。。

ただ、やはり面接というのは緊張しますし、自分の番が最後だったら「何を話そうか」ということで頭がいっぱいになってしまうはずです。そうすると必然的に他の学生の話の時に集中力が切れてしまうでしょう。

では、どうすれば、他の学生の時に気を抜かずに入れるのでしょうか?

ずばり、集団面接の頻出質問を完璧に練習しておくことです。これを意識しておくだけで、心にゆとりが生まれ、他の学生の話にも集中して聞けるようになります。

例えば、以下が頻出質問です。

・自己紹介をして下さい

・自己PR、学生時代に力を入れたことについて教えて下さい

・志望動機を教えて下さい

・周りからどんな学生だと言われることが多いですか?

・他社の選考状況を教えて下さい。

・〇〇さんの話を聞いてどう思いますか?

・質問ある方は挙手して下さい

事前に準備をしっかりしておき、ゆとりを持って挑みましょう!

3. 差別化を図る

悪目立ち(大きなミス)というわけではありませんが、集団面接では、自己PRが他の学生と被ることがよくあります。それくらいであれば、まだマシなのですが、そのエピソードトークが、「〇〇大会で優勝しました」などAさんと あなたで同じであれば、面接官にとってあなたの自己PRの印象が霞んでしまうことは言うまでもありません。(もしあなたが、Aさんの後に、発言したのであれば尚更です。)

ここでの対策は2つあります。

一つは、誰とも被らない自分独自の自己PRを用意すること、

もう一つは、自己PRを予め複数用意しておき、被った場合に選択出来るようにしておくことです。

この一手間を加えるだけで、他の人と差別化を図ることができますので、是非準備して挑みましょう!

最後に

就活を進めていれば、一度は集団面接を経験することがあると思います。どうしても他の学生を自分を比べてしまう可能性があると思いますが、重要なのは自分です。「他人は他人、自分は自分」というのを意識して下さい。

今回の記事ではテクニック的なところをメインに説明しましたが、それに加え、最終的な決め手と言っても良いのが、「自信」です。内容が薄くても自信たっぷりに話していれば、凄いように聞こえますし、逆に、良い内容を話していても、自信なさげに話していると、「この子は大丈夫かな・・・」と聞き手も不安になります。他の学生に惑わされず、自信たっぷりに堂々と話すことを意識してみて下さい!

皆さんの就活がうまく行くことを願っています☆

コメント

タイトルとURLをコピーしました